人材派遣の職場見学では十分な経験・スキルがある方でも
顔合わせの時間が正職員の面接に比べて短い分、
少しのミスで決定の機会を逃してしまう事は多いです。
よく他のサイトで、職場見学(顔合わせ)でのポイントとして
紹介があるのは、一般常識レベルの話だと思います。
今回は実際に職場見学に同行する中で、やってしまいがちな点とその改善点をお伝えします。
人材派遣 職場見学での合格率は正社員面接の通過率よりかなり高く、50%程度です。
とはいえ顔合わせに進めて半分の確率なので
これから紹介する点を改善して工夫する事でこちらを
10〜20%程度は高められるのではないでしょうか。
職場見学後は候補者の方を見送った後に、
派遣先企業の担当者(人事担当者)からの候補者の合否に関する
感触のフィードバックがありますので、実際の現場から得た情報をお伝えできると思います!
今回は職場見学メインでお話しますが、正社員での転職活動を行っている方でも
参考になる点は多々あるかと思いますので、活かしていただければ幸いです。
このサイトだからこそ良い情報が得られる理由
日常的に人事担当と打ち合わせをするので、本当に大事なポイントを知っています!
私は1ヵ月に約20回の職場見学に同行をしています。
なので、候補者の職場見学の実施方法でどの行動が良い印象で、
どの行動が意外にも悪い印象になってしまっているのかを
一つ一つ検証することができます。
派遣営業から見ても印象の良い派遣スタッフの候補者であっても、
初対面で、更に30分間という短い時間で判断されてしまう職場見学だからこそ
派遣先企業人事から見ると、1つのポイントを外すだけで
かなり印象が悪くなっていることが多くあります。
そのような点を極力なくし、更に好印象を与える話し方が出来るかが
職場見学成功のポイントになります。
派遣スタッフとも打ち合わせするので何故失敗したかが分かる
派遣スタッフが良かれとやっている事とでも派遣先企業にとって
マイナスの印象を与えてしまっている事は多々あると気づきました。
私たちは職場見学前後で候補者の職場見学の感触を確認します。
派遣先企業人事担当者と候補者の感触
(こういう理由でどういう行動とったなど)を知り、
答え合わせができるためズレが生じた時に、
決定されるスキルや経験がある候補者でもお見送りになる理由が分かるのです。
職場見学は基本的に30分間のみ=誤解でもマイナスイメージを持たれるとかなり不利に。
転職面接とは異なり、派遣社員の職場見学は基本的に30分間しかありません。
誤解でも、少しでもマイナスイメージを持たれるとかなり不利になる事が多いです。
この記事を見てもらえれば・・・
職場見学通過の可能性が上がる=自分で好きな条件の職場や時給を選択しやすくなる
自分が良かれとやっていた事でも、NGなポイントが分かる
工夫する事で、企業派遣先に良い印象を与えられるポイントが分かる。
顔合わせに通過できる可能性を上げることは、
派遣社員としてストレスなく働く上で大きなメリットになります。
職場見学(顔合わせ)で落ちる事を防ぐ!工夫する事で印象を上げるポイント
今回の案件の決定ポイントを派遣営業に確認しておく
決まるポイントは事前に打ち合わせ時に派遣営業に確認しましょう。
どの案件にもポジションや募集背景によって、
人材要件の重要ポイントと言うのは1〜3個程度あります。
(柔軟性、スキル、業務のスピード感、責任感など)
転職面接とは異なり、派遣の職場見学は30分間しかありません。
スキルシートの説明をする際に、
企業側にとって重要ではない点を詳細に説明しても、
派遣先に刺さってないな、、という事は多々あります。
30分間で存分に自身のアピールが出来るよう事前にどの点を見られているのかを元に
今までの経験やご自身の志向性のどの点が売りポイントになるのか把握した上で
より重点的に話すポイントを設定しましょう。
聞かれたことに、重要なことを簡潔に伝えることが大事ですね。
自分の言葉で活躍できる点を簡単なアピール説明を行う
自身のご経歴をお伝えされる時、形式的に順を追って伝えるのみに終始する方は多いです。
職場見学では自身の過去の経験を事実ベースで
その為、事前情報や派遣先企業側からの業務内容の説明を元に
「先ほど仰ったこの点だと、自身のこのような経験が○○というように活かせる」など
具体的な話を積極的にすることにより、
「しっかり派遣先の話を聞くことも出来、柔軟に対応してくれそう」という
印象を派遣先に強く与えることができます。
簡単なようですがやっている方は少ないです。
意外と行えている方が少ないので、他の顔合わせ候補者との差別化にもなりますね。
経験を話す際は、具体的な数字を使って説明する
候補者側が経験の説明をしてくれたけれど、どこまでのスキルがあるか曖昧に終始し
面接官がよく分からないが故に求めているスキルに達していない可能性と判断してしまい
お見送りになるケースが多々あります。
通常の面接ほどアピールする時間が職場少ない職場見学だからこそ、
こちらから十分に情報を出し切る必要があります。
事前に、応募ポジションの業務内容近しい過去の経験を
詳細に思い出して準備してください。
良い質問を行う
《例》
・「もしご縁があったら入社まで何をすれば良いでしょうか。」
・(最後の質疑応答のタイミングで)「今までの経験で活かせる点、や
ネックだと感じられている点があれば教えていただきたいです。」
上記質問は候補者一方的な説明アピールではなく
派遣先企業の事情に寄り添ってもらえると言う印象を与えられます。
特に2番目の点でネックになりそうな点を言われたとしても、
「今後は入社前までに〇〇を勉強します」など、不安要素を打ち消す為の
切り返しをするチャンスが生まれる為機会職場見学の通過率が上がります。
質問だけでも企業側からの印象は大きく変わりますね。
まとめ
職場見学=職場担当者との面談の場、や自分がアピールする場と思いがちですが、
相手に寄り添う姿勢を見せるだけで、
他の候補者と大きな差別化を図れ好印象与える事が出来ます。
職場見学時間が30分という短い時間だからこそ
少しの工夫で、派遣先企業の話を聞いて
柔軟にコミュニケーション方法を変えられる良い方、と
印象と残す事は意外と簡単ですし、また逆に、
下手な事をして派遣先への余計な誤解を防ぐことができます。
職場面接前にこの記事を復習して顔合わせ突破を目指しましょう。
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